回転寿司は外国人観光客にも人気だった

クスッ、ほっこり、外国人あるある話

回転寿司は外国人観光客にも人気だった

隣の席の外国人さん

現在50代の主婦、数年前のことです。とある、回転寿司店でのお話です。私たちは、家族3人で食べていました。おいしいお店なので、何度も利用しているところです。

タッチパネルで注文すると、お寿司が流れてくる方式です。注文を受けてから握ってくれるので、乾燥したりもしませんし、お皿にセンサーがついていて、ちゃんとテーブルの所まで届きます。息子はまだ小さかったのですが、手を出してしまうこともなく、安心して食べられるのです。

その隣りの席に、アメリカ人とおぼしき観光客、男女3人が座りました。お寿司は外国人にも人気で、アメリカにもお寿司屋さんがたくさんあると聞きます。ここではタッチパネルの写真がありますが、「個数」とか「注文する」などは日本語でしか書いていなかったので、彼らには操作が難しかったようです。それに気がついた店員のおばちゃんが注文を受ける事にしました。

注文できるのか?・・そわそわ

彼らはずっと英語で話していたので、ちゃんと注文が出来るかなと気にしていました。もし、おばちゃんに伝わらないようなら助けてあげようかなと思っていました。

私の英語力は中学生レベルですが、夫はアメリカで仕事をしていたこともあるので、英会話ができます。いざとなったら「パパ、助けてあげて」と言おうと思って耳をそばだてていました。

すると彼らはたどたどしい日本語で注文を始めました。「エビ。」店員さんは写真を示しながら生のエビか茹でたエビか聞いています。「ボイルプリーズ。」「茹でてあるエビですね。」「フォー。」おばちゃんに無事に通じました。「茹でてあるエビ4つですね。」

次に彼らが注文したのは「いなり」です。びっくりしました。アメリカ人の彼らがいなり寿司を知っていると思えなかったのです。油揚げは日本のものですが、アメリカのお寿司屋さんにもあるのでしょうか。

そして、今度は甘エビを注文するようです。エビが好きなんでしょうか。どうやら何とか注文が出来ているようなので、私たちはホッとしました。また、私たちが口を挟むことはありませんでした。

レーンには、アメリカンチョイス

しばらくすると彼らが注文したお寿司が、私たちの前を通って彼らの席へ流れていきました。大きなお皿にエビが大量にのっています。こんなにエビを食べるのかと驚きました。

いなり寿司も大量です。彼らはうれしそうに食べていたので、通なのかもしれないと思いました。マグロやタイも食べて欲しいなと思いました。お魚もおいしいですからね。

いろんなものを食べてみて、おいしいと思ってくれるのはうれしいなと思いました。エビにはわさびも入っていましたが、彼らは気に入ったようでした。

海苔と麦茶とほうじ茶は、NGで・・

外国人にもお寿司は人気ですが、海苔は苦手な人が多いそうです。もともと海草を食べる文化がなかったり、黒い食べ物に抵抗もあるのでしょう。挑戦したものの、噛み切れなくて困ったと聞いたことがあります。海苔巻きや親子丼、ざるそばのトッピングも注意したほうが良さそうですね。

また、日本に長く住んでいて日本の食文化に慣れている人でも、日本茶は好きだが、麦茶は嫌だと感じる人もいます。ほうじ茶も好き嫌いが分かれそうですね。お寿司にコーラなどのジュースを合わせていても多めに見てあげたいですね。日本人の子供も、コーラを飲みますから。