母方のおじさんがバンクーバーにいたので経験した話

クスッ、ほっこり、外国人あるある話

母方のおじさんがバンクーバーにいたので経験した話

昔はとても珍しかった、花の海外勤務でカナダへ

40歳、フリーライターをしています。私の母方のおじさんがカナダのバンクーバーに もう40年近く住んでいます。なぜカナダにいるのか?というと、US HONDAというのは聞いたことがあるとは思いますが、北米のカナダHONDAにいました。

もともとバイク屋さんだったのですが、縁あってHONDAの支店から海外への従業員をということで、当時北米の日本社員がいなく補充されたのですね。現在は当たり前にトヨタも海外展開していますが、既に昭和40年頃はそうした環境にHONDAはあったようです。

おじさんは現地の女性と知り合い結婚しました。つまりおじさんの子供は日本人とカナダ人のハーフです。そういう訳で我が家にも年に数回遊びに来ておりました。奥さんも何回か来ていました。

外国人も珍しかった、昔

自分は家が田舎だったもんですから、外国人の女性を見る事は、ほとんどないわけです。当時小学生だった私は体も小さかった事から、私からみた外国人の女性って相当大きいんですよ。しかも体重が80キロくらいあったように記憶しています。うちの父よりでかいわけですから、子供の私にとって興味というより怖いんです。

その怖い事をどうも悟ったのか、一生懸命チューしてきます。海外とのギャップに戸惑い、どうしていいか解らない訳です。外国の女性はみんな体格がでかいのかなと思っていました。

少しバンクーバーについて触れておきたいです。最近痛ましい事件が起きましたが、基本的に治安はかなりいい方の町です。ただ、おじさんが言うには学校にたまに親の拳銃を見せびらかしに来る子供がいるようです。その時米国で問題になった、銃乱射事件について我々は興味があった訳です。カナダはどうなのか?という話になり銃は基本保有出来るようです。

今はどうかしりませんが、やはり日本とはそうした考えとは、かってが違うと思った方がいいですね。日本人も結構いるんですが、聞くところによると中国人が多いようです。 カナダというと寒い所というイメージがありロッキーを越えると寒いようですが、   バンクーバー自体はあまり関東の気候と変わらないようです。冬の映像を見せてもらいましたが、たまたまですが雪はなかったように思います。

現在では日本食ブームとなっていますが、当時からバンクーバーでは日本食は有名な話で、寿司屋やもんじゃ焼き屋などは空港にあるほどです。うちの祖母は80歳を超えてもバンクーバーに行っていました。祖母にとっては自慢の息子がカナダに居る事に誇りを持っていたのかもしれません。その孫ですからひいきぶりはすごかった。

カナダ人のいとこが日本に来た時の思い出

さて話を戻しますと、おじさんの子供は男女一人ずつ。ケーとエミという名前です。少し面白いエピソードがありますが、おじいさんの家に泊まった時なんですが、ハーフだという事もあるのか、納豆が大丈夫でした。それに気をよくしたおじいさんが毎日納豆を出すもんだから、さすがにうちに来て愚痴をこぼしていました。嫌いじゃないけど毎日はつらいと。うちは色々出しますからね。

どうも泊まるのはうちが一番よかったらしく、来るたびにうちに泊まる事になりました。ようわからないですが、旅行券かなんかが電車が乗り放題のやつだったらしく東京にもよく連れていかれました。

よく覚えているのがエミちゃんはよくホームシックになっていました。これは日本人とは違う所ですね。環境が変わった事は海外の女の子にとっては困惑する事があるのです。

ケーは私とテレビゲームに明け暮れる訳です。当時キン肉マンがはやっていまして、キンケシ(キン肉マン消しゴム)をかなりかって帰りました。あと聖闘士星矢のクロスをつけたフィギア。あれはカナダの子供は相当関心があったようです。

いまではあの時の暮らしがいい思い出となっています。