アメリカ人が加わって、明るく楽しいお茶会になりました

クスッ、ほっこり、外国人あるある話

アメリカ人が加わって、明るく楽しいお茶会になりました

 

アメリカ人「お点前したいの!」

50代の主婦です。当時は30代の派遣OLをしていました。その外国人は会社の同僚とそのお客様でした。2人ともアメリカ出身の男性で30代くらいだと思います。

会社の茶道クラブのお茶会(抹茶を飲む方)に招かれた時の事です。とても喜んでくれて楽しいお茶会になりました。会社に茶道クラブがあって、毎週水曜日の就業時間後に練習していました。

ある時のこと、炉開きのお茶会をするので、クラブ員でなくてもお茶会に参加して良いと誘われました。私は学生時代に茶道クラブに所属していたので、少しはお茶席のマナーがわかります。お茶のことを全く知らなくても良いとのことで、他の女性社員もお茶会に出席することにしました。

そんな話をしているとアメリカ出身で日本に住んでいて、同じ部署で仕事をしている男性が「楽しそうね。何の話?」と声をかけてきました。そこでお茶会の話をすると、「茶道はテレビで見ただけで体験したことがないので、ぜひ行きたい!打ち合わせに来ている同僚も一緒でいいか?」と言います。

茶道クラブの人に確認するとOKだったので、みんなでお茶会に行きました。

丸の内のビル街にある、本物のお茶室でアメリカ人が大興奮

東京のど真ん中、丸の内のオフィスビルの中にお茶室があるとは知りませんでしたので、びっくりです。ぶんぶく茶釜のような茶釜を使ったお茶席はどこでもできますが、炉は畳に四角い穴が開いているので、始めからそのように作られているということです。

女性社員は茶道がわからないということだったので、私が先に入り、私のマネをしてもらいました。そのあとから、アメリカ人2人も入って来ました。

彼らは初めて見たお茶室にテンションがあがっています。手にはカメラを持っていて、パシャパシャ写真を撮っています。同僚の男性は日本語がわかるので、「これはなに?」と全てに質問攻めです。茶道クラブの人は予定を変更して、まずは説明タイムにしてくれました。

同僚の男性はお客様の男性に英語で説明をしています。なにもかも見るのも触るのも初めてだったので、興味津々と言った様子でした。男性が落ち着いたところで、炉開きの挨拶をして、お点前が始まります。仕事の後なので、茶道クラブの人達も洋服です。

アメリカ人の男性二人は正座が出来ませんでした。日本だと教えなくても赤ちゃんも正座しますが、アメリカ人は正座の習慣がないから出来ないんだとちょっとびっくりしました。男性二人は仕方なく、あぐらをかいていました。 お菓子やお抹茶が運ばれてくるとまた写真を撮りまくりです。

私や女性社員のマネをして、なんとか作法どおりにお抹茶を飲んでいました。
手のひらの上でお茶碗を回すのは、手つきがおぼつかなくて、こぼしてしまうのではないかと心配になりましたが、大丈夫でした。

お抹茶は苦いのですが、おいしいと喜んで飲んでいました。甘いお菓子を食べた後なら、苦みのあるお抹茶も飲みやすくなります。明るく楽しいお茶会になりました。
茶道のマナーとしては違うかもしれませんが、日本の文化に興味を持って、喜んでくれたので良かったと思いました。毎回このようなお茶会では困りますが、たまにはいいと思いました。

クリスマスにチキン・ケーキはの日本だけ?

クリスマスにチキンを食べるのは日本人だけだよと言われました。調べると本当にそうでした。アメリカは七面鳥を食べる人が多いそうですが、移民の国なのでいろいろなんだそうです。実はフライドチキンチェーン店の戦略なんだとか。

ケーキも生クリームのショートケーキではないそうです。もっとシンプルなケーキだそうです。フランスならブッシュドノエルだし、イギリスはパイ。これもケーキチェーン店の戦略なんだそうです。でも、すっかり日本に定着したので、それはそれでいいかなと思います。