引っ越しで不要な家具を処分
42歳主婦です。半年前のできごとなのですが、引っ越しをすることになり、不要な家具をリサイクルショップに売ることにしました。 金額は前に社長が見積もりに来てくれいましたが、大きな家具が多くけっこう高かった物も今は狭い家も多く、大きな家具は売れないから申し訳ないけど安くなると言われていました。それでも友達が勤めているリサイクルショップだったので、少し高めに見積もってくれていました。
20代フィリピン人のアルバイト
その見積もりから2週間後、アルバイトのフィリピン人の20代の男の子2人が引き取りにやってきました。
家に入ってきた時は、礼儀正しくあいさつもきちんとしてくれたのですが、家の中を見回し大きなテレビを見て、このテレビいいね。洗濯機を見ては、この洗濯機いいねとなんの遠慮もなく 家の中を見て回っていました。
日本人は用がある部屋以外は入ったりしませんし、置いてある物をジロジロ見たりはしないので、文化の違いかなぁと思いながら苦笑いをしながら見ていました。
一通り家の中を見て回って、ようやく持って行く物はどれ？となったのですが、まず大きなタンスが2つ、すると大きなタンスだね、これ売れないよ！とハッキリ。社長でも、申し訳なさそうに大きいと売れないからね〜と言っていたのに。 こんなに重たくて大きなタンスどうするんだろ、とブツブツ言いながら2人で梱包していました。
その後もイスやテーブルを梱包しながらブツブツは言っていましたが、とりあえず聞こえないふりをしていました。 最後に横が2m以上あるテレビ台、高さもけっこうあり、しっかりしていて重たい、これが社長にも1番厄介だと言われていたのですが、やはり狭い家に2mもあるテレビ台はなかなか置かないと、10万円以上したものの買取金額は1万円しか出せないけど、それでよければとなり1万円でもいいので持って行ってくださいと言いました。処分するより1万円にでもなった方がと思ったので。
すると、フィリピン人の2人はどの家具よりも反応。こんなに大きな物どうするの！絶対に売れないよ。え〜これ持って行くの？こんなの持って帰ってどうするんだろう。と一向に梱包せず。
あまりにもはっきり言うのでおかしくなってしまい笑ってしまいました。
そんなに売れない？と聞くと売れない、売れない大きすぎるよ、と言っていました。
社長は1万円で買ってくれたよ、と言うと、えっ1万円、あり得ないとブツブツ。
とりあえず持って帰ってもらわないと困るので、社長がOK出してるんだから持って行ってと言うと、渋々梱包して運び出してくれました。 最後にぐちゃぐちゃになったお札をズボンのポケットから出して、ハイ！と渡されました。日本人ではありえない言動と行動です。でも悪びれることなく、当たり前のようにぐちゃぐちゃなお札を渡されると面白くて、笑ってしまいました。
怒るとすぐにやめてしまう。慎重につき合いましょう。
2人のフィリピン人が帰って友達に電話をしました。 なんか、こんな物売れないだ、1万円は高すぎるだ、色々言ってたよ、そして買取金はポケットからぐちゃぐちゃになって出してきたよと。なんか新鮮で面白かったと笑いながら言ったのですが、友達は激怒。
自分の友達だから、ちゃんとした対応をしてと言ったのに帰ってきたら怒ると。
でも、日本人は怒ると反省して気をつけるけど、フィリピン人は怒るとすぐ店を辞めてしまうから厄介だと言っていました。
本当のことを言ってなぜ悪い。という考え方があるので言ったことが悪いことだとは思わないそうで、悪くないのになぜ怒られる？となるそうです。日本人では考えられませんが文化の違いなのでしょうね。
そして半年たった今でも、大きなテレビ台は売れていないらしく、フィリピン人に邪魔だと言われるそうです。