中国人夫婦と映画館へ
私は40歳の女性、主婦と仕事を兼業する自営業者です。数年前、37歳のころに夫の会社の同僚の奥様である中国人の女性(30歳)主婦を自宅に招待したときのエピソードをご紹介します。
それは、休日の食事会の時、夫が中国人夫婦を我が家に招待しました。そして、映画館を利用した経験がないとのことで、食事の後に映画鑑賞に向かうことになりました。
移動の最中も映画館での禁止事項は話していますし、夫の同僚も日本人に劣らず、マナーのある人物でしたので安心していました。
食事会は我が家で行われ、映画館までの移動手段として中国人妻の運転で向かうことになったんです。食事のあとに4人は映画館まで無事に中国人妻の運転する車で到着しました。
そして、問題もなくスムーズに映画鑑賞に入りましたが、上映開始1時間ほど経過して、ちょうど映画も盛り上がっている最中のこと、友人夫婦が揉め始めました。日本の映画館で上映中におしゃべりをすることは禁止行為とされています。
誰もが知るこのルールを無視するかのように、友人夫婦はものすごいけんまくで、まくし立てるのです。二組ずつ、隣り合わせに座席をとっていたので、うるさいったら何の・・・いくら友人でも他人の助言を聞く耳は持たないという有り様でした。
夫も妻も同じくらいの早口で喋っています。
これはいくら友人でも、もう触らぬ神に祟りなし状態で、何もできませんでした。後方から、咳払いが聞こえてきたりするのですが、しばらくすると言い合いも終了したように妻が席を立って映画館を1人で去って行きました。
激しく言い合ったのちの、退場
夫に事情を聞いてもらうと、中国人妻に用事が出来たために、1人で先に帰ったということでした。その急用というのも、映画の上映中に中国人妻の携帯に入ってきたメールから呼び出されたというのです。
隣の座席に面していたとはいえ、中国語の早口で何を話しているのか、さっぱり理解できない私は映画の上映中に席で、大声でまくし立てるということ以外でも、
先に約束していた映画よりも、後から呼び出された方へ向かうという判断と行動が理解できずに、情けない気持ちになりました。
日本人はたいてい約束を優先する律儀さがあります。約束に優先順位があるのですが、中国人は緊急事態でもないというのに、途中で抜け出すということもできるのです。 さらに、中国人妻が自動車で帰宅したために私たちの足がなくなってしまいました。友人が率先して車の利用と運転をかってでたというのに、帰りはタクシーを利用するはめになったのです。
この一連の裏切り行為のような態度には、心にモヤモヤしたものが引っかかって仕方がありませんでした。文化の違いこそあれども、夫が説得できなかったのだろうかとか・・・いろいろ考えてしまいます。
竹を割りまくる性格
一方、中国人妻からみた日本の街はとても魅力的と言います。人気の都市は名古屋。ハルピン出身の中国人妻は、発展都市に魅力を感じているようでした。
そして、日本人の態度で不満に思うことは、物事をはっきりしないことと言います。中国人妻には日本人の曖昧な態度が気に入らないのです。例えば、日本人のコミュニケーションでも、「はあ」「そうですか」「まあ」という反応があります。
これは日本人には、あなたの話を聞いていますよ、という相槌ですが、中国人には無いようです。ほかにも自分の意見を言わずに、周囲の意見をうかがって合わせるというような優柔不断さが気に入らないそうです。
中国人妻と言えば、自分の意見をはっきり言いますが、他人を傷つけるという行為とは別に考えているようです。もともと、中国では人口も民族の種類も多かったので、曖昧な態度ではその他大勢に埋もれてしまうことが原因のようです。
よく付き合うと悪気のない中国人妻の言動も、信頼にまでは値しないと解釈しています