香港人の彼
私は現在37歳で専業主婦で無職です。当時の年齢は19歳～25歳までの6年間で旅行業務のお仕事をしていました。私の知るその外国人は香港の方でしたが住まいはカナダ、イギリス、香港と6年間で大学、大学院、旅行関係の仕事にと変わり転々と移住しており、また元彼氏です。
買い物や食事など日常生活での些細なやりとりでのことです。海外ではテイクアウトが当たり前なので日本でも刺身やお寿司といった生ものでも当たり前のようにできると思い「テイクアウトをお願いします」と言ったら、食中毒の危険性があるーと断られた時に困惑気味でした。テイクアウトの箱が置いてないお店がほとんどなので不思議に思っているようでした。
海外で洋服や靴の買い物をする場合、品物を選んで気に入った物があれば必ず在庫の新しい物を買うのが普通だと思っていたらしく店員さんに「これをお願いします」といってその現物を袋に入れようとしたとき、「違います、これの新しい物を下さい！」と言っていました。店員さんからするとなぜ同じ商品なのに、、と思っていたかもしれませんが、彼からしたら在庫の綺麗な物しか買わないというのが当たり前のようでした。
香港人の彼は、日本語を私との会話で勉強してマスターしていたのでやや女性よりの話し方になっていました。見た目は日本人のような顔をしているのでお店や知らない方と話す時におねえのような話し方に、ん？と思っていた方も後から納得がいったような表情でした。
軽いカルチャーショック
今までは自分の考えが当たり前の常識だと思っていましたが、そうではなくいろんな考え方やとらえ方があるのだなとあらためて考えることができるようになり、固定概念にとらわれることなく自由な発想でいいんだなと思えるようになりました。
日本では、スーパーなどで買い物をしたらレジで精算を済ませた後でなければ飲んだり食べたりすることができないと思いますが、海外では買い物しながらカートに入れた商品を食べながら買い物ができることには驚きました。
なので私も買い物をしながら食べて、レジの時には空のふくろだけをピッとすることもしばしばあり、満腹になりながらの買い物はとても楽しかったです。
大和撫子は少なく、お支払いも現金優先の日本
日本人はとても優しくて親切で、なにか困った事があると助けてくれるしお店のスタッフもお客様第一に接客をするのでとても素晴らしいと言われました。一方で人に気を使い過ぎて自分の意見を言うのが苦手で無理をしているようにも見えるようです。
しかし私はとても強気でひとこと言ったら引き下がらないので日本人の女性は皆、優しくて控えめで3歩下がって歩くような女性ばかりと思っていたらしく、そういう女性ばかりではないことが意外だったみたいです。
日本ではレストランなどで食事をしたら、そのあとにレジの所まで行ってお会計をするのが多いかと思いますが、海外では食べたテーブルでお会計をするのがとても多いように思います。
そして現金ではなくクレジットカード払いが多いので、店員を手を挙げて呼ぶ時にペンで文字を書くようなしぐさをするとだいたいお会計だとわかってくれるのでとてもスマートにお会計ができます。
また先ほどの話のように、現金を持ち歩かずクレジットカード払いが多いので、ちょっとした飲み物やお菓子を買う時にもカードを利用しています。日本での少ない金額のカード払いはあまり見かけないかと思います。
外国の方は、とても家族を大事にし思っていることをそのまま口にして愛情表現をします。一方で日本人は、率直に意見をぶつけたり愛情表現はできませんが、とても気を使って気配りをして相手を思いやる気持ちが素晴らしいと思うので、それぞれ長所があってそれぞれ魅力的なところだと私は思っています。