仕事上でプロジェクトマネージャーに怒られて、ため口で答えてしまう中国人エンジニア

クスッ、ほっこり、外国人あるある話

仕事上でプロジェクトマネージャーに怒られて、ため口で答えてしまう中国人エンジニア

仲間の中国人エンジニア

私は現在35歳のシステムエンジニアをしております。これは5年前、私がまだこの業界に入り始めの30歳頃に参画していたプロジェクトで遭遇した、中国人エンジニアとプロジェクトマネージャーとの会話のやり取りのお話しです。

その中国人エンジニアは、3年くらいの経験者で、彼とは仕事上で業務のことを多少聞いたりする程度の間柄でした。その時は、プロジェクトが炎上してしまっており、基本的には休日は出ないといけない雰囲気でした。

よほど、チームの進捗が進んでいて今はこうだけど来週には、こう挽回できるといった大義名分がない限りは土日のどちらかは絶対に出ないといけない状況で、
それが運悪く12月という年末に差し掛かった時のころでした。

歯に衣などいらない!

その中国人エンジニアは、当時お子さんが生まれたばかりの初クリスマスだったため、周りには何と言われても絶対にクリスマスは休みを確保したいと話していました。
そんな状況の中、いつものようにプロジェクトマネージャーとのミーティングの時です。

マネージャーより「分かっているとは思いますが、年末年始このままだとありません。申し訳ないですが、終わらないので全員出てもらいます。」と、お達しがありました。
そして、質問というところでです。

日本人エンジニアの一人が「すみません、自分28日だけは家の都合でどうしても出れません・・」というと、プロジェクトマネージャーは「お前は前からそれ言ってたし、その日だけは休んでいいよ」と。

そこで、その中国人エンジニアがよしきたとばかりに「年末年始出る、それはいい、だけどせめてクリスマス一日は休みくれないと無理だから無理ー!」と発言に対してかぶせるように物申すと、プロジェクトマネージャーは「終わるわけ?(進捗)終わるなら、いくらでも休んでもいいよ、でも終わらないなら出て!」と。

中国人エンジニアはそれでも「おわらなーい!でも、むりー!絶対むりー!」、プロジェクトマネージャーも引かず「意味わかんねぇし、ちゃんとした言葉使ってもらえます?こっちも終わらない人にお金払えないので。」

中国人エンジニアは切れた「あなたの言っているのほうが意味わからなーい!そんな言い方あるか?!あなた何様なんか?」と、ミーティングにも関わらず、喧嘩のようになってしまったのです。しかも、片方完全にため口みたいになってまいす。

内心、28日に休みのOKをもらった人がいたら、自分も!ってなるのは普通だし、ちょっと自分のところの会社メンバーと、中国人エンジニアへの態度の違いが露骨すぎて
中国人の方に同情していました。

そんな気持ちとは裏腹に、絶賛ため口で暴走している中国人エンジニアを見て、笑いをこらえてしまっている人間は私だけではありませんでした。なぜならば、そのプロジェクトマネージャーは全員から嫌われていたので、どこかスカッとしている人がほとんどだったのです。

謝ったら、負け!!

その後、その中国人エンジニアは完全にプロジェクトマネージャーをシャットアウトしていました。何か確認しにきても、「なぜPMが直接メンバーにききくる?それおかし!
私のリーダーはAさん!だからこの人指示しか聞かない!」

プロジェクトマネージャー「は?何?話かけんなってこと?!」
中国人エンジニア「そう!」

そんなやり取りを目の前にした私は「Cさん(中国人エンジニア)すごいですね、すごい強気で会話しているのを聞いて、スッキリしました。」と、話したら「日本人優しい人多いけど、あいつは別!でも、他の人ももっと言っていいのになんで言わないの?絶対納得いかないよ、中国では自分が損する場合は絶対戦うよ?だから、こっちが損する場合、絶対謝らない!謝ったら負けでしょ?日本人すぐ謝るし、損するのに戦わないなんで?」と、逆に聞かれてしまいました。
やはり、文化の違いによっての立ち振る舞いが全然違うのだと痛感しました。